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News.1 RISE WEST ZERO 藤原昌也が進化を見せての判定勝ちで、プロ2戦目を制す!!

令和6年3月24日(日)バトルステージFUKUOKA にて、RISE WEST ZERO が開催された。この大会に山口有永道場から藤原 昌也選手(有永道場 Team Resolve)が出場し、進化を見せての判定勝ちでプロデビューから2連勝とした。

バンタム級(-55kg) 3分3R 拳志(DFC博多) VS 昌也(有永道場 Team Resolve)

 勝利後にトロフィーを持って、写真におさまる昌也選手

身長178cmの拳志選手に対して、昌也選手は160cm。拳志選手のリーチを生かした突き蹴りをいかにかいくぐり、有効打を当てることが出来るか、そして接近戦での膝蹴りの防御も焦点となった。試合開始からプレッシャーをかけたのは、昌也選手だった。ローキックを内外に蹴り分けながら前進する。拳志選手のジャブとフックを、パーリングとウィービングでかわすと、鋭いステップで入り込み右ストレートから左右のフック、レバーブローへとつなぐ。ステップインしてのジャブも、効果的だった。1ラウンドから主導権を握る昌也選手に対し、拳志選手は膝蹴りで活路を見出そうとするが、昌也選手は左右のステップとプッシュで有効打を許さない。1ラウンド・2ラウンドともに昌也選手が取ると、続く3ラウンド終盤に強烈なレバーブローでダウン寸前まで追い込み、3−0の判定でプロデビューから2連勝とした。

KOこそ逃したものの、前後左右のステップとウィービング・ダッキング技術を駆使して、被弾率を格段に下げた。また的確なレバーブローは、今大会随一だった。今後のさらなる進化が、楽しみだ!

 宮崎先生、上田先生、大智君が、昌也選手を支えた!

  道場の仲間たちが続々と会場入りして、大声援を送った。今回も道場一丸となっての試合だった!ボクシングの山本先生も来場した。ボクシング技術の進歩は、山本先生の功績が大きい。

  今回も上田カイロプラクティックの上田先生に、最終調整をしていただいた。

 アップを終えて、上田先生、大智君と

 出陣前に、引き締まった表情を見せる

 お互いのパンチが交錯する

 膝蹴りをいなす昌也選手。かつて共に稽古をしたこともある福永さんに、レフリーを務めていただいた。

 見事な勝利を上げてリングを降りた直後に。感動をありがとう!

 お母さんがお父さんを連れて、応援にきてくれた。勝利の喜びとともに、安堵の涙だろうか。まさに感無量!

 全試合終了後に、出場選手一同と

 友人たちに勝利を祝福してもらい、会心の笑みをうかべる!

 多くの仲間に支えられての勝利だった。またひとつ歴史を刻んだ!

昌也君、見事な勝利おめでとうございます。近くで支えた宮崎先生、上田先生、大智君はじめ応援に駆けつけてくださった皆様、大変ありがとうございます。最後になりましたが、この大会を運営された関係者の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

News.2 GROWING UP 05:徳永祐也がMVP・波多野鉄士 吉村大地 小山浩太郎 小山朝太郎が優勝!!

令和6年3月17日(日)宇部武道館にて、主催:中国アマチュア修斗委員会 認定:日本修斗協会 アマ修斗(一般・初級・ビギナー・児童・組技・プレ)GROWING UP 05 が開催された。この大会に有永道場 Team Resolve から9名の選手が出場し大活躍した。出場したすべての選手が稽古の成果を見せて大熱戦を繰り広げ、そのうち5名の選手が、それぞれの階級で優勝し、1名の選手が準優勝した。また道場最年長で出場した山口栄作選手が、ワンマッチで勝利を上げた。 ※ 4名以上出場の階級で、準優勝者を定めた。

ともに稽古をした脇輝男選手と長尾拓哉選手は、初戦で惜敗した。

石本 晴琉(キッズ修斗トーナメント キッズ2 28.0kg以下)

1回戦:テクニカル一本負け

加藤 大芽(キッズ修斗トーナメント キッズ2 28.0kg以下)準優勝

1回戦:スリーパーホールド テクニカル一本勝ち 決勝:テクニカル一本負け

小山 浩太郎(キッズ修斗トーナメント キッズ2 28.0kg以下)優勝

1回戦:腕十字固め テクニカル一本勝ち 決勝:腕十字固め テクニカル一本勝ち

小山 朝太郎(ジュニア修斗トーナメント 44.0kg以下)優勝

決勝:腕十字固め テクニカル一本勝ち

大道 瑛翔(ジュニア修斗トーナメント 52.0kg以下)

決勝:テクニカル一本負け

山口 栄作(プレビギナー修斗ワンマッチ フェザー級)

腕十字固め テクニカル一本勝ち

徳永 祐也(アマチュア修斗オープントーナメント フェザー級)優勝 MVP

1回戦:判定勝ち 決勝:2ラウンド TKO勝ち

波多野 鉄士(アマチュア修斗オープントーナメント ライト級)優勝

1回戦:判定勝ち 決勝:判定勝ち

吉村 大智(アマチュア修斗オープントーナメント ウェルター級)優勝

1回戦:判定勝ち 決勝:判定勝ち

  輝男(マスタージャパン山口宇部 / アマチュア修斗オープントーナメント フライ級)

1回戦:一本負け

長尾 拓哉(TRIBE TOKYO MMA / アマチュア修斗オープントーナメント フライ級)

1回戦:判定負け

 MVPの副賞を手に笑顔を見せる徳永選手。フェザー級で優勝しMVPを獲得した!

徳永 祐也 1回戦:得意の左上段廻し蹴りから、直突きの連打でペースを握る。タックルでテイクダウンするとバックを奪いスリーパーホールドを狙う。常に積極的に動いて判定勝ちした。決勝戦:1R 徳永選手が打撃で仕掛けるが、一ツ氏竜聖選手(BLOWS OITA LIFE)がタックルでテイクダウンし寝技の攻防になる。めまぐるしく攻守が入れ替わる。2R 立ち技で勝負したい徳永選手が、打撃で積極的に仕掛ける。左上段廻し蹴りをクリーンヒットさせ、追撃の突きが当たったところで、レフリーが試合を止めた。鮮やかなTKO勝ちをおさめ、フェザー級で優勝するとともにMVPを獲得した。若手らしくはつらつとした動きで、見る者を熱くした。打撃、組み技ともに成長が見られたが、まだ荒さが抜けきれない。基本の精度を増せば、さらにレベルアップするだろう。今後が楽しみだ。

 ライト級で優勝し、賞状を手に笑顔を見せる波多野選手。

波多野 鉄士 1回戦:タックルでテイクダウンすると、すかさずサイドポジションを取る。サイドと袈裟固めでポジションを譲らず、ボディーパウンドを落とす。手堅く攻めて判定勝ちし、決勝戦に駒を進めた。決勝戦:1R 中野 武志選手(personal styles)が強烈な左右のフックで先手を取る。寝技の攻防は一進一退だったが、後半、波多野選手がサイドを奪う。2R 中野選手が左右のフックで仕掛けるが、これを見切った波多野選手が右フックをヒットさせる。寝技に移行後もサイドからのパウンドで主導権を握った波多野選手が、判定勝ちで優勝を飾った。今大会で最も安定した実力を見せてくれた。ヘッドスリップ・ウィービングで被弾率を下げること、踏み込んでのストレート系の突きの習得などが課題だろう。さらに成長した波多野選手を見てみたい。

 鋭い打撃を生かして、ウェルター級で優勝した吉村選手。

吉村 大地 1回戦:吉村選手が後藤 賢生選手(TATORU)のタックルを切ってバックを取り、スリーパーホールドを狙う。スタンドに戻った後、後藤選手がタックルを成功させて、サイドポジションを取る。後半、防戦となった吉村選手だったが、前半の攻勢が上回った吉村選手が決勝へと進んだ。決勝戦:吉村選手が破壊力のある下段廻し蹴りから直突きにつなげて、ペースを握る。首相撲からの膝蹴りでも吉村選手が優位に立つが、森優選手(BLOWS OITA LIFE)の膝蹴りがローブローになり、試合が中断する。再開後、寝技の展開で森選手がペースを取るが、前半の打撃の攻勢と森選手の反則で、吉村選手のラウンドになる。2R 後半、吉村選手がフロントチョークを仕掛けるが、大きな差は出なかった。両ラウンドを通してアグレッシブに動き続けた吉村選手が、判定勝ちで優勝を手にした。打撃でアマの域を超える吉村選手の課題は、組み技だ。レスリング、柔術の技術が増せば、さらに成長することだろう。

 優勝の副賞を手に、満面の笑みの小山 浩太郎選手。

小山 浩太郎:1回戦・決勝戦ともにテイクダウンを成功させるとポジションをキープして、腕十字固めでテクニカル一本勝ちをおさめた。二人の兄に続く、見事な優勝だった!

 優勝の賞状を手にはにかむ、小山 朝太郎選手。

小山 朝太郎:いきなりの決勝戦だったが、落ち着いていた。野村 大也選手(赤崎道場 A-SPIRIT)が首投げでテイクダウンし、袈裟固めで固める。これを脱出した小山選手が上を取り返し、一瞬の隙を突いて腕十字固めを決めるとレフリーがストップした。テクニカル一本勝ちで安定した実力を見せての優勝だった!

 ワンマッチを制した山口 栄作選手(写真左)と徳永選手。

山口 栄作:武田 信幸選手(赤崎道場 A-SPIRIT)が山口選手のタックルを切り、がぶりの体勢に入りサイドポジションを作る。手堅く攻める武田選手が、このまま主導権を握ると思われたが、ガードポジションに戻した山口選手が腕十字固めの体勢を作り、テクニカル一本勝ちで逆転勝利をおさめた。52歳同士の対戦だったが、素晴らしい攻防だった!

 アップでパンチングミットを打つ、加藤 大芽選手。

加藤 大芽:1回戦、スリーパーホールドでテクニカル一本勝ちを奪い、決勝戦に駒を進めた。決勝戦では小山 浩太郎選手に敗れたものの、準優勝を手中にした!

 アップ中に引き締まった表情を見せる、大道 瑛翔選手。

大道 瑛翔:2名のみ参加のこのクラスは、いきなりの決勝戦となった。めまぐるしく攻守が入れ替わる、中学生らしいはつらつとした試合になった。寝技の攻防で松田 愛翔選手(volcano 柔術&mma)が、するりと腕十字固めの体勢に入るが、大道選手がディフェンスする。後半、三角絞めの体勢を作った松田選手が、上手く腕十字固めを決めて、テクニカル一本勝ちで優勝した。

 ミットでアップをする石本 晴琉選手。初戦敗退だったが、良い経験になったに違いない。この経験を生かして、楽しみながら少しずつ成長してもらいたい。

 アップでシャドーをする脇選手。打投極のバランスが良い選手だが、鶴丸 雅祥選手(TATORU)の柔術テクニックに涙を呑んだ。

 東京から参戦した長尾選手だったが、野村 斗威選手(T.K.ESPERANZA)に競り負けた。若者同士の好試合だった。突然入り込んだ宮崎先生は、ご愛嬌(笑)

 多くのスタッフに支えられて運営された。ありがとうございます!

 子供たちも持ち味を見せてくれた。丈太郎君(後列左)が、応援隊長を務めてくれた(^^)

 今大会も上田カイロプラクティックの上田先生が、選手のサポートをしてくれた。心強い限りだ!

 今大会最終試合を勝利で飾った吉村選手と、4月、5月に試合を控えた藤崎さん(写真右)、柴村君。道場の仲間が、勝利を祝福してくれる。

 優勝直後の波多野選手。アマの若手の中で、もっとも安定感がある。彼らの切磋琢磨が、道場を盛り上げる。

 全試合終了後に、選手を中心に。今大会もチーム一丸となって臨んだ!

徳永君、波多野君、吉村君、浩太郎君、朝太郎君、優勝おめでとうございます。大芽君の準優勝、山口さんの勝利とともに、敗れはしたものの晴琉君、瑛翔君も好試合を繰り広げました。それぞれ目標は違いますが、この大会をステップにして、さらに一丸となり成長していきましょう。大内先生、橋本先生、宮崎先生はじめ関係者の皆様に、この場を借りて心から御礼申し上げます。押忍

News.3 総流派大会:木花 煌が惜敗!

令和6年3月10日(日)福岡県田川市総合体育館にて、主管:拳成館 第32回全日本総流派空手道選手権大会が開催された。この大会に山口有永道場から、木花 煌選手(小学6年生男子重量級 / 40kg以上)が出場し、ここまで培ったものを出して善戦したが、一歩及ばず涙を呑んだ。

 九州を中心に猛者が集まり、レベルの高い攻防を繰り広げた。

 早朝、駆けつけてくれた山口先生と

木花選手は2回戦からの出場だったが不戦勝となり、3回戦が初戦になった。試合開始早々、両選手ともに激しく打ち合う。相手選手は荒削りながらも、強烈な左右の直突きを胸元に浴びせながら前進する。これに対し木花選手は、下突きとレバー打ちの連打から得意の下段廻し蹴りにつなぐ。左右のステップで突きをかわす場面もあったが、相手選手の直突きで何度か体勢を崩され判定で敗れた。悔しい敗戦に涙を流す木花選手だったが、この試合に向けての努力は素晴らしかったし、ここまで培ったことはこれからの財産になるに違いない。

このレベルで差をつけることが、いかに至難なことか経験者なら誰しも理解できる。私たち指導者と保護者は、たとえ結果が出ずとも、その過程を褒めてあげたい。

 試合後に応援に来てくれた後輩たちと。ここまでの努力と、強者を相手にひるまない姿勢は後輩たちの刺激になったにことだろう。しばらくは運動量を上げず、後輩たちの背中を押してもらいたい。そして楽しく空手を続けてほしい。

 山口先生が見守る中、アップ開始

 山口先生が持つミットに、逆突きを叩き込む!

 まずはシモン君が会場入りした。これで、ぐっと緊張がほぐれた。

 遠路、藤津さんも来てくれた。帰り際、道場での再会を約束した。

 小柴道場の小柴 綾先生(一般上級・軽量級/写真右)と岡本 尚輝選手(一般初級・軽量級)も出場した。小柴先生は優勝候補の一角だったが、今大会では調子が上がらず上位進出はならなかった。

 イッポ君、ユズ君、シモン君(写真左から)と試合後に。3名とも5月の山口県下各道場交流試合に向けて、稽古に励んでいる。煌君の熱き闘いが、モチベーションを上げたことだろう。

 応援に来てくれた方々を玄関まで見送り、御礼を言う煌君。武道家として、大切なことだ。道場に帰れば、小さな仲間たちの規範となる存在だ!

小柴先生、岡本さん、煌君、大変お疲れ様でした。山口先生、藤津さんはじめ応援に駆けつけてくださった皆様、大変ありがとうございます。最後になりましたが、この大会を運営された拳成館の山口館長はじめ関係者の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。 押忍

News.4 新極真広島県大会:後藤 冬羽 新極真の牙城崩せず!

令和6年3月3日(日)広島県立総合体育館  柔道場にて、主催:新極真会広島支部 2024広島県空手道選手権大会が開催された。この大会に山口有永道場から、後藤 冬羽(ツバサ)選手(一般男子上級)が出場した。初戦で今井 星吾選手(新極真会広島支部)と対戦し、接戦を繰り広げたが延長戦の末、判定で涙を呑んだ。

 アップで鋭い廻し蹴りを放つ後藤選手

本戦:最初に仕掛けたのは、今井選手だった。下突きと中段膝蹴りの連打で、後藤選手を押し込む。これをしのいだ後藤選手は、左右のステップやスイッチを駆使して、左中段廻し蹴りを叩き込む。互角の展開となり、本戦引き分けで延長戦に入る。

延長戦:突きと膝蹴りで前に出る今井選手に対し、後藤選手は左右に回り込みながら、左中段廻し蹴りから多彩な蹴り技につなぐ。度々両選手の蹴りが交錯する。両選手の気迫がぶつかる好試合となる。延長戦も互角の展開だったが、審判はどちらかに旗を上げなければならない。わずかに今井選手の気迫が優ったか、ここで後藤選手は涙を飲んだ。この大会に向けて苦しい稽古を歯を食いしばって頑張っただけに、悔しい結果となったが、ここから学んだことは多い。少し休んだら課題を見つめなおし、再び努力精進することだろう。

 体育館で、まず松本先生と合流。疲れも抜けて、好調そうだった。

 宇部道場から金重先生、中川先生、籾山さんも駆けつけてくれた!

 なんとサプライズで、三善さんも登場!?いつもの理不尽三善節に、後藤選手が思わず苦笑する場面もあったが、力になってくれた!

 大サービスで、ミットを持つ三善さん?!

 アップ終了後に

 試合直前の後藤選手。真剣な表情で、前の試合を見つめる。

真剣に稽古に取り組み、後輩たちを引っ張る後藤選手は、小中学生の良き相談相手、遊び相手でもある。自らの研鑽に励むだけでなく、後輩たちの規範として、これからも道場を盛り上げていくことだろう。

冬羽君、大変お疲れ様でした。悔しい結果だったでしょうが、前向きに捕らえれば、今後の成長の大きな財産になります。頑張っていきましょう!松本先生、金重先生、中川先生、籾山さん、三善さん、大変ありがとうございます。最後になりましたが、新極真会広島支部の大濱師範はじめ大会関係者の皆様に、この場を借りて心から御礼申し上げます。 押忍

News.5 PROFESSIONAL SHOOT 2024 Vol.1 HAMMER KATU・麻生Leg Lock祐弘・堀澤 義紀 東京に散る!

令和6年1月28日(日)ニューピアホールにて、主催:サステイン プロフェッショナル修斗公式戦 PROFESSIONAL SHOOT Vol.1 が開催された。この大会に山口有永道場から、HAMMER KATU選手、麻生Leg Lock祐弘選手、堀澤 義紀選手の3名が出場した。

バンタム級 5分2R 永井 奏多(TRIBE TOKYO MMA) VS HAMMER KATU(有永道場 Team Resolve)

2023年度新人王決定トーナメント決勝戦ストロー級 5分2R(延長1R) 根井 博登(千葉・パラエストラ柏) VS 麻生Leg Lock祐弘(有永道場 Team Resolve)

トライアウト フライ級 3分2R 鈴木 真生(MMA Rangers Gym) VS 堀澤 義紀(有永道場 Team Resolve)

 会場入りして脇坂君、上田先生とポーズを取る麻生選手(写真中央)

有永道場 Team Resolve から最初にケージに入ったのは、麻生選手だった。試合開始直後、タックルから引き込み、得意の足関節技をセットする。根井選手が冷静に対処して膝を抜くと、麻生選手が再び足関節を仕掛けてヒールホールドを狙う。根井選手がここも上手くディフェンスし、上からパウンドの連打を落とすと、たまらずレフリーがストップした。無念のTKO負けとなったが、新人王決定トーナメント準優勝は立派だった。勝った根井選手は、まだ高校生。これからの飛躍が期待される逸材だ。

 試合直前のHAMMER選手。表情が引き締まってくる!

HAMMER選手は、若きテクニシャン永井選手と対戦した。HAMMER選手の一撃入魂の豪腕が上か、それとも永井選手のテクニックとスピードが優るか注目された。1ラウンドから緊張感あふれるスリリングな展開になる。プレッシャーをかけながら前に出るHAMMER選手に、フットワークを使いながらケージを大きく使う永井選手が早いジャブと右カーフキックをヒットさせる。永井選手がパンチと蹴りを放った直後に、HAMMER選手が強烈な左右のフックを放ち連打を許さない。終盤、HAMMER選手が追い詰める場面もあったが、有効打の数でこのラウンドを永井選手が制する。続く2ラウンドも同じ展開となる。後半、ハンマーパンチを振り回しながら、ガンガン前に出るHAMMER選手だったが、永井選手が序盤からコツコツ当てたカーフキックが出足を鈍らせたのか、クリーンヒットを許さなかった。1ラウンド、2ラウンドともに制した永井選手が、3−0の判定で勝利を飾った。一歩及ばなかったHAMMER選手だが、全力を尽くす姿は見ている者を熱くした。

 控え室で気合を入れる堀澤選手

リーチに優る鈴木選手が打撃戦を優位に進めると、堀澤選手がパンチに合わせてタックルに入る。組んでからも引き出しの多い鈴木選手が主導権を握るが、1ラウンド後半に堀澤選手が両足タックルでテイクダウンに成功する。上からパウンドを落とす堀澤選手だったが、鈴木選手が三角絞めをセットする。ここで1ラウンド終了。続く2ラウンドも鈴木選手がペースを取る。中盤、鈴木選手のパンチで堀澤選手が、目尻をカットしドクターチェックが入るが、試合は続行された。再開後、堀澤選手が片足タックルでテイクダウンを奪ったが、鈴木選手が再び三角絞めの体勢を作る。ここから堀澤選手が強引なバスターを試みるが、三角の体勢のまま鈴木選手が上を取り、パウンドを連打したところで、レフリーが試合を止めた。いつものように熱き闘いを繰り広げたが、無念のTKO負けとなった。

 前日計量をパスして、ポーズをとるHAMMER選手と麻生選手。道場では若手を引っ張る、良き先輩だ!

 激戦後に悔し涙を流すHAMMER選手。敗れはしたが、稽古で培った物をケージで出し切った。

 会場入り後に笑顔を見せる3選手

  ゴッツさん(堀澤選手)、セコンドとともに、いざ出陣!

 試合を終えて、根井選手と健闘をたたえあう麻生選手

 同じく激闘の後、健闘をたたえあう永井選手とHAMMER選手。試合をこなす度に、新しい絆が生まれる。

 麻生選手の試合後に、控え室にて。今大会も道場一丸となって臨んだ。結果は出なかったが、選手のみならずセコンド、応援隊、道場にとっても、さらに前進するための貴重な経験になった。

麻生さん、カツ君、ゴッツさん、熱き闘いをありがとうございます。まずはしっかり休んで、ダメージを抜いて下さい。引率された宮崎先生、選手のケアをされた上田先生はじめセコンド、応援隊の皆様、大変ありがとうございます。最後になりましたが、この大会を運営された修斗関係者の皆様に、この場を借りて心から御礼申し上げます。

News.6 TOPBRIGHTS.1 小山 朝太郎・小山 丈太郎が惜敗!

令和6年1月21日(日)オープンハウスアリーナ太田(群馬県)にて、TOPBRIGHTS.1 が開催された。この大会のキッズ・ユース部門に山口有永道場(有永道場 Team Resolve)から、小山 朝太郎選手と小山 丈太郎選手が出場した。両選手ともに攻守がめまぐるしく入れ替わる一進一退の攻防を繰り広げたが、一歩及ばず惜敗となった。だがプロ選手が活躍する大舞台で、最高のパフォーマンスを見せてくれた。これからも、勝ちに過大なプレッシャーを感じることなく、のびのび稽古に励んでもらいたい。

宮城 壮一郎 VS 小山朝太郎 / 宮城 碩 VS 小山 丈太郎 ともに3分1R

 会場入り後の前日撮影で、ポーズを決める小山丈太郎選手

スタンドの攻防では、鋭い蹴り技が飛び交うスリリングな展開になる。寝技も攻守がめまぐるしく入れ替わり、目が離せない。丈太郎選手がイニシアティブを取る場面もあったが、宮城碩選手が中盤と終了間際に、下からの腕十字固めの体勢に入る。惜しくも判定負けとなったが、丈太郎選手も身体能力の高さを示した。

 前日撮影で引き締まった表情を見せる小山朝太郎選手

レスリング力で上回る宮城壮一郎選手がテイクダウンをして、朝太郎選手が下から対応する展開になる。宮城選手の低空高速タックルは、非凡さを感じる。だが朝太郎選手もパスを許さず、下からの三角締めでペースを握る場面もあった。レベルの高い攻防は判定決着になった。数度のテイクダウンを成功させた宮城選手が判定勝ちをおさめたが、朝太郎選手も大舞台に物怖じせず、出来る力を出し切った。

 大会ドクターのチェックを受ける朝太郎選手

 アップを終えて、いざ出陣!

  この日も守り神シウバくんとケージに向かった!

朝太郎君、丈太郎君、お疲れ様でした。敗れはしましたが、限られた人しかできない貴重な経験をしました。道場に帰ったら、また楽しく稽古を続けていきましょう。二人ともすでに実力者です。後輩たちの規範になる武道家になって下さい。勉強も忘れずに(笑)

引率、セコンドを務めた宮崎先生、小山さん、会場で応援してくださった皆様、大変ありがとうございます。最後になりましたが、堀口先生はじめ大会関係者にこの場を借りて、厚く御礼申し上げます。

News.7 今年も道場にサンタがやってきた(^^♪

令和5年12月18日(月)今年も山口道場にサンタがやってきた。本物だと言い張るものの、子供たちにはバレバレのリエサンタとモリサンタが、子供たちにプレゼントを配った!

 いたずら小僧が、帽子に手を伸ばす!黒帯にならないと、サンタにはなれないのだ〜

 小さな子供からプレゼントを受け取った。一定の秩序は保たれたが、道場内は騒然とした(笑)

 中学生が手伝ってくれた。ちょっと前までは悪ガキだったのに、頼れる男に成長した!?

 『ボディコンサンタ』で登場予告があったが、断念したようだ。実現していたら・・・

※ ボディコン・・・もはや今の若者は知らないだろう(笑)

 子供たちの笑顔が嬉しい。喜んでくれて何よりだ(^^)

水曜日に続く・・・

12月20日水曜日、約束どおりサンタが再びやってきた。この日はリエサンタとモリサンタに加えて、子供たちに絶大なる人気を誇る○ゲ・・・いえマツサンタが登場した! 大好きなマツサンタと一緒に(^^♪

 リエサンタとモモちゃん

 この日、競争率激しいモリサンタの肩車権を獲得したのは、アツキくんだった!

今年も残すところあと少しです。勉強も空手も、目標を持ってしっかり頑張りましょう(^^)

News.8 アマ修斗 Growing UP 04 波多野 鉄士がMVP!!

吉村 大地・脇坂 智太郎が優勝!!

令和5年12月17日(日)宇部武道館にて、主催:中国アマチュア修斗委員会 認定:日本修斗協会 アマチュア修斗 山口宇部大会 Growing Up 04 が開催された。この大会に山口有永道場(有永道場 Team Resolve)から22名が出場し、会場の外で雪が舞う中、熱戦を繰り広げた。

アマチュア修斗オープントーナメント ライト級に出場した波多野 鉄士選手が、逆転のKO勝ちで優勝し、今大会の最優秀選手(MVP)に選ばれた。またアマチュア修斗オープントーナメント ウェルター級に出場した吉村 大地選手が、破壊力抜群の蹴り技を武器に決勝に進み、決勝では予想を覆すヒールホールドで一本勝ちして優勝を決めた。修斗グラップリング エキスパートトーナメントに出場した脇坂 智太郎選手は、決勝で強豪 江木 伸成選手との接戦をものにして優勝した。

Growing Up 04 出場者の結果

堀澤 義紀(アマチュア修斗オープントーナメントフライ級)1回戦:2-1判定勝ち 2回戦:1-2 判定負け

波多野 鉄士(アマチュア修斗オープントーナメントライト級)決勝:KO勝ち MVP

吉村 大地(アマチュア修斗オープントーナメントウェルター級)1回戦:3-0 判定勝ち 決勝:一本勝ち ヒールホールド

誠悟(アマチュア修斗ルーキーワンマッチバンタム級)0-3 判定負け

コ永 勲(アマチュア修斗ルーキーワンマッチバンタム級)3-0 判定勝ち

徳永 祐也(アマチュア修斗ルーキーワンマッチフェザー級)0-3 判定負け

岡田 佳也(アマチュア修斗ルーキーワンマッチライト級)引き分け

戸沢 千紘(ビギナー修斗ワンマッチ女子ストロー級)0-3 判定負け

阿野 裕介(ビギナー修斗ワンマッチバンタム級)TKO勝ち、(修斗グラップリングビギナーワンマッチ)1-2 判定負け

美野博也(ビギナー修斗ワンマッチバンタム級)TKO負け、2試合目:3-0 判定勝ち

山口 栄作(ビギナー修斗ワンマッチバンタム級)0-3 判定負け、(テストマッチビギナー修斗ルール)1-2 判定負け

山田 和徳(ビギナー修斗ワンマッチフェザー級)0-3 判定負け

田中 大地(ビギナー修斗ワンマッチフェザー級)1-2 判定負け

松本 丈寛(ビギナー修斗ワンマッチウェルター級)KO負け

瘟ェ 篤樹(ビギナー修斗ワンマッチミドル級)TKO勝ち

小山 浩太郎(キッズ修斗トーナメントキッズ2 / 24.0kg以下)一本負け スリーパーホールド

大道 瑛翔(ジュニア修斗トーナメント 60kg以下)一本負け チキンウィングアームロック、(テストマッチキッズ修斗キッズ6ルール)テクニカル一本勝ち 腕十字固め

佐藤 仁翔(修斗グラップリングビギナートーナメントバンタム級)優勝、(テストマッチビギナー修斗ルール)2-1 判定勝ち

脇坂 智太郎(修斗グラップリングエキスパートトーナメントミドル級)決勝:判定勝ち

石本 晴琉(プレキッズ2修斗ワンマッチ)一本負け スリーパーホールド

阿部 允(プレキッズ2修斗ワンマッチ)0-3 判定負け

松本 侑士(テストマッチキッズ修斗キッズ6ルール)テクニカル一本負け 腕十字固め

  優勝を決めて、仲間と喜びを分かち合う波多野選手。決勝戦開始直後のファーストコンタクトで、カウンターのパンチをもらい鼻から出血し続行が危ぶまれたが、そこからプレッシャーをかけ続けて、オーバーハンドライトでのノックアウトにつなげた。有永道場 Team Resolve のKOアーチストHAMMER KATUをほうふつとさせるノックアウトだった!

 レフリーを務めていただいた大内先生から、MVPの賞品が授与された!10月1日に開催された『廣島フリーファイト 3』での優勝が記憶に新しい。会場を沸かせての連続優勝だった!

 アマチュアでは比類なき破壊力の蹴り技を駆使して優勝した吉村選手。組み技がスキルアップすれば、持ち前の打撃力がさらに生きるだろう!

 優勝の賞状と副賞のプロテインを手にする脇坂選手。決勝戦では、江木 伸成選手(Leos Jiu Jitsu Academy)と手に汗握る攻防を見せてくれた!

 雪が舞う冷え込みの中、選手が集まった。

   柴村君の号令の下、アップを開始した。

 緊張が高まり、目つきが鋭くなってくる。

 リラックスしながらストレッチをする。若手の活躍が頼もしい大会だった。

 ちびっこたちも頑張った!

 先輩の胸を借りてアップする(^^)

 大好きな大智先生と(^^♪

 初戦、勝利を決めてガッツポーズする堀澤選手。

  若者らしいはつらつとしたファイトを繰り広げたが、惜しくも勝利を逃した。悔しさをバネに稽古に励めば、まだまだ強くなる!

 初戦を突破し、先輩の助言に耳を傾ける。

 すべての日程を終えて、選手を中心に道場の仲間たちと。このところの躍進は、笑い合える仲間との固い結束から来る。道場一丸となって、さらに飛躍しよう!

波多野君、吉村君、脇坂君、優勝おめでとうございます。宮崎先生はじめ手伝っていただいた皆様、大変ありがとうございます。最後になりましたが、レフリーを務めるかたわら運営のアドバイスをしていただいた大内先生はじめ、会場にいらした修斗関係者の皆様に、この場を借りて心から御礼申し上げます。

News.9 脇坂 智太郎・小山 丈太郎が、全日本優勝を県知事に報告!!

令和5年12月14日(木)脇坂 智太郎(有永道場 Team Resolve)と小山 丈太郎(有永道場 Team Resolve)が山口県庁を訪れ、村岡 嗣政山口県知事に、それぞれの全日本大会での優勝を報告した。脇坂選手は令和5年10月15日に開催された第29回全日本アマチュア修斗選手権大会で優勝し、小山選手は令和5年11月3日に開催された第7回全日本キッズ/ジュニア修斗選手権大会で優勝した。

 二人の師である宮崎先生とともに、村岡知事に結果報告をし歓談した。脇坂選手、小山選手ともに試合とは違う緊張感を味わったようだ。今後、ステップアップすれば、このような機会も増えるだろう。二人にとって良い経験になったに違いない。

 歓談後に村岡知事と記念撮影

 記者会見で笑顔を見せる小山選手。優勝したときの気持ち、今後の目標など聞かれ、はきはきと受け答えたが、緊張のあまり言葉が詰まる場面もあった(^_^;)

『試合では緊張しないのに、知事の前では足がガクガクしました。次の目標は、(来年1月に出場が決まった)トップブライツで(ライバルであり、目標でもある)宮城 碩選手に勝つことです』と今の気持ちを伝えてくれた。

 テレビの取材に応える脇坂選手。緊張もあったが、アスリートらしい語り口で話を進めた。

 いつも元気いっぱいだが、この時ばかりは舞い上がってしまったようだ(笑)

 記者の質問に答える脇坂選手。

『表敬訪問は緊張しましたし、もっと上手く話す練習が必要だと思いました。ですが、すごく誇らしく感じました!全日本で優勝して結果を出せば、多くの人に認められると実感しました。(今後の目標の)プロの世界では、それがもっと顕著に現れるので、この誇らしい気分を何度も味わえるように、プロでも勝利を重ねていきたいです!』と語ってくれた。

 山口県の横断幕を背に笑顔を見せる小山選手

 会見終了後にファイティングポーズをとる両選手。これまで多くの仲間たちとともに、苦しい稽古をこなしてきた。これからも笑い合い、たたえ合いながら、素晴らしい仲間たちと努力精進するに違いない。今やその先頭に立つべく存在でもある!

脇坂君、丈太郎君、大変お疲れ様でした。引率された宮崎先生、小山さん、ありがとうございます。最後になりましたが、この場を借りて村岡知事ならびに県庁職員の方々、メディアの皆様に心から御礼申し上げます。

News.10 新極真広島県冬季練成大会:佐本 孝憲が新極真の牙城崩せず!

プロ修斗 TORAO 31 :HAMMER KATU がTKO勝ち / 麻生Leg Lock祐弘が新人王決定トーナメント決勝へ!!

令和5年12月3日(日)広島県立総合体育館 柔道場にて、主催:新極真会広島支部 2023広島県冬季練成大会が開催された。この大会に山口有永道場から、佐本 孝憲選手(壮年部)が出場した。

佐本選手は初戦で、濱野 祐希選手(新極真会広島支部)と対戦した。序盤、中間距離を保つ佐本選手が、下腿・大腿を蹴り分ける下段廻し蹴りを的確にヒットさせると、ステップバックで距離を保つ。佐本選手が主導権を握るかと思われたが、この距離を嫌った濱野選手が、距離を詰めて重たい突きの連打で佐本選手を後退させる。佐本選手は下がりながらも、的確な下段廻し蹴りを返すが、中盤以降、前に出続けた濱野選手に旗が上がった。

新極真の壁を崩せず悔しい敗戦となったが、佐本選手のモチベーションは落ちていない。この試合から多くを学んだようだ。まずは痛めた拳を治しながら、疲れを抜いてもらいたい。

 この試合に向けての稽古で、蹴り技の精度と威力が増した。来年に向けての目標も定めている。

 アップでシャドーをする佐本選手

 今回は二人での遠征となった。佐本選手は自らの稽古に励むだけでなく、後輩たちへの良き指導者でもある。これからも、道場を盛り上げていただきたい。

佐本さん、広島遠征、大変お疲れ様でした。最後になりましたが、新極真会広島支部の大濱師範はじめ、大会関係者の皆様に、この場を借りて心から御礼申し上げます。 押忍

 

令和5年12月3日(日)KDDI維新ホールにて、主催:TORAO NATION STATE 認定:修斗コミッション プロフェッショナル修斗公式戦山口大会 TORAO 31 が開催された。この大会に山口有永道場から、麻生Leg Lock祐弘選手(祐の字のネは示)とHAMMER KATU選手が出場した。また毛利道場から、毛利 昭彦選手と上瀬 あかり選手が出場した。

麻生選手は判定勝ちを納めて、新人王決定トーナメント決勝戦へと駒を進めた。HAMMER選手は2ラウンドで、またしても衝撃のTKO勝ちを上げた。毛利道場の毛利選手は惜しくも判定負けとなったが、上瀬選手が快勝して、存在感を示した。

・ 2023年度新人王決定トーナメント ストロー級 (-52.2kg) 5分2R 麻生Leg Lock祐弘(有永道場 Team Resolve) VS 梅木 勇徳(パラエストラ千葉)

・ バンタム級 (-61.2kg) 5分2R HAMMER KATU(有永道場 Team Resolve) VS 藤川 智史(総合格闘技道場 ARMS)

・ フェザー級 (-65.8kg) 5分2R 毛利 昭彦(毛利道場) VS 児山 佳宏(パラエストラ松戸)

・ 女子アトム級(-47.6kg) 5分2R 上瀬 あかり(毛利道場) VS 檜山 美樹子(ナゴヤファイトクラブ)

 勝利を挙げて、ガッツポーズをとる麻生選手!

1R:麻生選手の足関節技を警戒して、梅木選手が間合いに入らない。麻生選手は得意の足関節の体勢に入るべく、タックル・イマナリロール・ドロップキック・側転などで足を狙うが、これらを防いだ梅木選手は、距離をとり続ける。猪木・アリ状態からも、お互い次の展開を作れなかったが、このラウンド終了間際に麻生選手が寝技に持ち込むと、マウントを奪いパウンドを落とす。1Rは麻生選手が取る。

2R:このラウンドも足関節を狙う麻生選手から、梅木選手が離れる展開になる。後半に入り麻生選手が足を取ると、梅木選手がケージに押し付けて防御するが、そこから有利なポジションを取れない。麻生選手が下からパウンドを浴びせて、このラウンドも積極性で上回った。やや消化不良の感もあったが、足関節だけではないことを証明した麻生選手が、新人王決定トーナメント決勝戦へと進んだ!

 試合前の撮影に臨むHAMMER選手。見事にビルドアップされた体が、ここまでの激しい稽古を物語る。

1R:プレッシャーをかけるHAMMER選手に、藤川選手が上手くローを入れる。やや大振りのHAMMER選手の先手を取り、藤川選手のパンチがヒットする。藤川選手のタックルを切り、寝技には行かせないHAMMER選手だったが、藤川選手が打撃の有効打で上回り、このラウンドを取る。

2R:後が無いHAMMER選手は、さらに圧力を強めて前に出て、ガードの上からも強烈なパンチを浴びせる。下がりながらも、パンチをディフェンスしていた藤川選手だったが、中盤に入り狙いすましたHAMMER選手の右フックがクリーンヒットして、藤川選手がダウンする。これ以上は危険と判断したレフリーが、追撃の前に試合を止めた。逆転のTKOは、またしても戦慄のハンマーパンチだった!

 今大会も上田カイロプラクティックの上田先生が、選手のサポートをした。

 アップを終えて、徐々にモチベーションを高める両選手。プロの大会で出場2選手が、勝利を挙げる快挙だった!

 大智君も両選手を支えた。厳しい稽古の中にも、明るさを忘れない。それが強さの秘訣であり、結束力を深める!

 グローブをチェックしてもらい、いざ出陣!足関節技にこだわるが、今大会では足関節だけではないところを、奇しくも証明した!

 試合を終えて、師匠の宮崎先生と。決して器用ではないが、真面目に稽古に取り組み、着実に強くなった!

 側で支えた仲間たちと。闘いの中で築いた絆は、何事にも変えられない宝だ!

 家族や仲間たちの応援が、何よりも嬉しかったに違いない!

 試合を終えて、道場の仲間たちと

平岡君、麻生さん、おめでとうございます。この先、さらなる強者が待っていますが、さらなる高みを目指して下さい。宮崎先生はじめ、応援、運営にかかわった皆様、大変ありがとうございます。最後になりましたが、この大会を運営された修斗関係者の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。